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追悼(言葉にできないぐらい可愛い奴だった)

この数ヶ月、いや、もう一年以上経ちますかねぇ。マメの介護ですよ。

目もあまり見えないようだし、耳も遠くなったんですけど、この様子

は認知症じゃないかと思いますね。18年と4ヶ月、ずいぶんと長生き

してますから、さもありなんと言いたいところですが、やっぱり寂し

いですよ。今年に入ってからは足の衰えも酷くなって、朝立ち上がる

にも時間が掛かるし、歩くことが困難な日もありますから。垂直に近

い斜面を駆け上っていた往年の姿を思い出すと、少し悲しくなります。

 

やせ衰えて床にへばりつくように眠るマメを見ると心配になりますよ。

時々呼吸を確認しないと、それこそ死んだように眠りますから。

この夏を乗り越えることができるのか?毎晩、時間を割いて顔を拭い

たり、衰えた足をさすったり…そう遠からず別れが来ることを知って

ますから少しずつ準備できますが、分かっているだけに言葉にできな

い想いも募るのだと、そんな気がしますよ。

 

それだけに、急な別れには心が追い付かないのかもしれません。いや、

急過ぎて現実感が乏しいと言うべきか…。

 

それは今朝のこと、早朝の5時頃でした。ユキが聞きなれない大きな声

で数回鳴き、そのまま倒れました。苦しそうに横になって…浅い呼吸を

しながら…時々小さな声を上げて。早朝だし急なことでしたから、何が

起こったのかなかなか理解ができませんでした。

 

どうすることもできませんでしたよ。明るくなる頃には息も絶え絶えで。

僕は左手で手をつなぎ、右手で背中や頭をさすって話し掛けていたんで

すが、最後に一度伸びをして、そのままゆっくり瞳の輝きを失っていき

ました。肉球も耳もとても冷たくて…急いでマメのところに走って、悪

いけど若いユキに命を譲ってくれないかと相談しました…が、願い虚し

く定めを変えることはできませんでした。

 

大雪の日にやって来て、どしゃ降りの日に旅立ったユキ。推定8歳。

 

 

現実感が乏しいままいつもの時間に店を開けました。仕事というのは有

難いものです。上手く考えることができなくても、注文を受ければ手が

勝手に動いてくれるし、その瞬間は目の前の料理や菓子に意識が集中し

ます。夫婦の会話はしんみりしますが、不思議と体のキレは良く、ミス

も無ければ盛り付けも悪くない。でも、それが…なんだか悲しかった。

 

営業を終えた頃はすっかり雨も上がっていました。草を刈って整地して、

帰ってきた娘と一緒に深い穴を掘りました。紫陽花や野菊の絨毯を作っ

てそっとユキを乗せてから上にも花を敷き詰めました。白猫にはピンク

の紫陽花が良く映えますね。妻と娘と3人での細やかな家族葬です。

寂しさと悲しさに胸が締め付けられるのですが、何故か温かい気持ちに

もなりましたよ。

 

夕食時、焼き魚だったのに妙に静かでした。家でごはんを食べると猫達

が集まる、そんなイメージでしたが実際はユキだけが騒いでいたんでし

ょうね。小さくほぐした魚を猫皿から下手くそに食べるユキをもう見る

ことができないんだなぁ。そんなことを考えながら食べました。

 

何時に帰っても出迎えてくれたユキ。粗相が多くて掃除する妻を煩わし

ていたユキ。湯舟の湯を飲みながらフタの上でのんびりしていたユキ。

納豆が好きで口がベタベタになっていたユキ。ウメを怒らせパンチされ

ていたユキ。娘の絵を貼った壁のテープを剥がしていたユキ。僕の足の

間で寝ていたユキ。もう、いないんだなぁ。今までありがとうな。

 

 

 

 

 

2019.07.23 Tuesday 00:13
猫の話 comments(1)
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2019.09.01 Sunday 00:13
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comment
管理者の承認待ちコメントです。
- 2019/08/03 3:26 PM