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歴史ものは抜け出せない

アレに手を出すと小説を読まなくなりそうだし、そもそも中高年の証

だろうと避けていた雑誌「歴史街道」…最近、よく読んでます。

実家にあった父が定期購読しているバックナンバーが山を見つけたの

がきっかけでしょう。安易に歴史ものに手を出すと…特に最新の研究

を反映した散文…もう、後戻りできない気がします。これで、僕も歴

史を語る俄かオヤジになるでしょう、家族に嫌な顔をされたとしても。

特にこの時期はいけません。ソロモン海戦、ミッドウェー、ラバウル、

硫黄島…いや、遡って日清日ロ戦争まで…読み始めると仕事に支障を

きたしそうで恐ろしい。お盆が終わるまで我慢我慢。

 

さて、ゆるりと。は起伏こそあるもののゆるゆるしたカフェですが、

フレスカの方はお盆の空気が満ち始め、大人数のご予約が多くなり今

夜から僕も助っ人に馳せ参じております。イタリアン…今更ながら難

しい。とはいえ、バイト、パートが多くいても(実際は人手不足ですが)

料理を作るのがテッペイ君だけでは、多勢に無勢、手を貸すしかあり

ますまい。ということで、今週末は疲労覚悟で突き進んでいます。

こんな時こそ、戦国時代を生き抜いたあの武将の、あるいは維新を成

し遂げたあの志士の、はたまた難しい講和条約に挑んだあの外交官の

言葉や生き様が沁みるのです。たかが営利目的で料理を作っているだ

けですから…我々は。

 

 

2017.08.10 Thursday 01:54
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そんなことよりも先に

友人に誘われてマッサージに行きました。1時間2980円の最近増えた

マッサージ店です。マッサージなんて何年ぶりでしょう?最近は専ら

娘に足で踏んでもらうばかりで…すぐに飽きてやめちゃいますが…ち

ゃんと揉んでもらっていなかったのですが、気持ちいいものですねえ。

担当のお兄さんが僕の背なかを触って「硬っ」って小さな声で言った

のには笑いましたが。硬いだろ、柔らかくするのが仕事だよ。

 

さて、某テレビ番組から取材の依頼を受けまして…ブックカフェの特

集だそうです…紹介する本を考えています。放映時間は3分程度だそ

うですが、きっと僕も映るんでしょう。こんなむさ苦しいオッサンな

のに。まっ、僕のむさ苦しさはさて置き、本ですよ、何にしよう?

僕がこのひと月に読んだ本と言えば、仁木英之の僕僕先生シリーズを

2冊、小川洋子のホテルアイリス、恩田陸のきのうの世界上下、カズ

オイシグロの忘れられた巨人…こんなもんでしょうか。う〜ん、敢え

てテレビで紹介せずとも人気作家の本ばかりです。

 

今までに十分読んでいるはずなのに、いざ紹介するとなると悩みます

よね。店の中に何冊あるか知りませんが、そこから3冊選ぶように頼

まれました。ちょっと難しそうな本を選んで賢い人と思われたい気も

するし、笑える本を選んで愉快な人と思われたい気もするし、あるい

は今更ながら真面目な本を選んで…。折角なのでマニアックな本を…。

などと、選ぶ喜びと見栄の狭間でくねくねしそうです。

 

ですが、この一年で最も多く開いたのは、母校の中学が廃校になった折

にもらってきた「決定版20世紀年表」なんですよ。1853年(嘉永6年)

から2000年(平成12年)までの日本や世界の出来事から文化的な流行ま

で細かく載っている年表です。これが実に面白い。例えば1878〜89年

にかけて…ちなみに内閣は三条実美、伊藤博文、黒田清隆、山形有朋で

すが…流行歌に仰げば尊しや蛍の光がありますよ。バンカラやハイカラ

などの言葉が流行したのは伊藤博文が3度目の内閣を作った1898年頃で

しょうか。1902年桂太郎が内閣を組織したころは上野動物園の入園料

が大人4銭で米が1019銭、国鉄上野〜青森間が5円79銭だそうです。

 

まっ、こうして役に立たない雑学が僕の中に溜まっていくわけですが、

かつて起こった出来事って、やっぱり面白いんですよね。とはいえ、

年表を紹介するのもちょっとヘンですから何か別の本を考えなきゃ…。

でも収録は来週ですからそれまでにもう一冊読みそうですね。手元に

は恩田陸の「麦の海に沈む果実」とカズオイシグロの「日の名残り」

水木しげるの「猫楠」がありますよ。どれにしようかなあ。う〜ん、

そんなことよりも先に明日のランチの仕込みだよなあ…やっぱり。

 

 

2017.06.20 Tuesday 03:00
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そのとき蛙は何を想った

妻が読んでいる、いしいしんじのエッセイに、氏の小説が予備校の国語の

問題になって送られてきたからその問題を解こうとしたら全く解けなかっ

たという話があったそうな。いわゆる現代文のテストですな。

確かに、現代文の問題というのは難しい。漢字の書き取りなどと違って、

登場人物や作者の思っていることなどは、本来明確な答えなど存在してい

るのかどうかさえ疑わしい。読書量が多くても、作者の意図を正しく理解

できるとも限らないし、意図があるか否かすら作者に聞かねば分からない

のだから…僕は高校生の頃、読書好きの現代文嫌いだったんですよ。

 

2月の2週目は、確かなことは言えないけど、大きな変化がなければ僕が通

った大学の入試だろうと思う。大雪に見舞われた入試だったことを思い出

します。現代文嫌いの僕は英語と数学と理科の3科目で受験できる私立の理

系を選択しました。まあ、僕の入試などはどうでもいいことですけど、ふっ

と思い出したから…この寒さの所為かなあ。

 

年末、28日でしたか、がらんとした店のソファで席ごろんとしてました。

手を伸ばして後ろの席の仕切りにしている本棚から適当に一冊本を抜き取

ったら、伊坂幸太郎の「重力ピエロ」でした。ヒマを持て余しそのままソ

ファで読みふけっていたら、主人公の兄弟が子供の頃、井伏鱒二の「山椒

魚」を読んで、その冒頭の…山椒魚は悲しんだ。…というフレーズの山椒

魚を自分の名前に変えて親との会話の中で使っていたとういエピソードが

あったんですよ。それが何となく気になったんでしょうねえ。

 

正月のブックオフのセールに足を運んだ時、偶然井伏鱒二の「山椒魚」を

見つけたんです。80円だったから何となく買いました。「山椒魚」は井伏

鱒二の代表作ですよね。どんな話か知ってます?僕は題名も知っていたし、

岩屋に閉じ込められた山椒魚の話だということは知ってましたが、それ以

外はほとんど思い出せませんでした。そもそも、ちゃんと読んだのか?現

代文か国語の授業で聞いたのかすら思い出せません。

 

兎も角、その「山椒魚」を読んだワケです。古い言い回しが多くて、その

上、岩波文庫の小さな活字も手伝って読みづらかったですね。あらすじは

書かないですけども、この話には山椒魚と蛙が出てくるんですよ。それで、

最後に山椒魚が蛙にこう聞くのです。「お前は今どういうことを考えてい

るようなのだろうか?」と。すると蛙はきわめて遠慮がちに「今でもべつ

にお前のことをおこってはいないんだ。」と答えるのですよ。そこでやや

唐突な感じにこの話は終わるんですけどね。

 

それがどうした?って話ですけど、この時の蛙の心情が分からなくて…。

もう一月以上経つのに、しばしば思い出しては蛙は何を想ったんだろうっ

て考えちゃうワケです、何故か料理している時に…。今夜もテッペイ君を

手伝いにフレスカの厨房に立っていたんですけど、パスタを振り、カツレ

ツを焼く合間に蛙の気持ちを考えていました。山椒魚によって岩屋に閉じ

込められた蛙、空腹で死にそうな蛙、最後のセリフはどういう意図がある

んだろう?まっ、どうでもいい話ですけど…。

2017.02.12 Sunday 02:12
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中学校の図書室

夕方、日差しが戻り一日降り続いた雨もようやく上がったと思ったら、

この激しい雷雨ですよ。店の玄関先の軒下で様子を窺っていたのですが、

急に街灯が消えて暗闇に包まれたかと思ったら、突然フラッシュのよう

な稲光と叩き付ける雨でしょ…不安な気持ちにさせられますねえ。

 

梅雨ですから雨が多いのは当然なのでしょうけどね。このところ妙に眠

くて…雨と眠気の因果関係について考えているうちに、眠っちゃうわけ

ですよ。何も考えなくても眠るのでしょうけど、雨が降る日は殊更、逆

らい難い眠気に襲われる気がします。やはり、雨の所為ですかねえ。

 

今週は仕事と読書と睡眠であっという間に過ぎ去った気がします。毎年

6月の記憶があやふやなのも同じ理由でしょうねえ。店を開けて、仕込

みして、本を読んで、寝る…我ながら驚くほどシンプルな暮らしですよ。

変わるのはランチのメニューと本の題名だけですからねえ。

 

さて、中学校の備品入札から一週間ですよ。入札結果の封書が届きまし

た。僕がいくつか入札した中で落札できたのは鉱物標本だけでした。ま

あ、心底欲しいモノはなかったのですが、残念と言えば残念な結果でし

たよね。一人で鉱物標本をじっくり眺めるのも悪くないですけど…。

 

ただ、先週もらった図書がかなりあるので、当分読み物には困らないの

は有り難いですね。今のところ宮部みゆきの「ブレイブ・ストーリー」

の上巻を読んだだけですけど、この調子なら夏過ぎまで本を買わなくて

も退屈しないだろうと思いますよ。

 

いいかげんな記憶ですけど、中学生の時はほとんど読書をしていないし、

図書室も嫌いだったことを覚えていますよ。僕がまともに本を読むよう

になったのは高校に上がってからですから。それまでは夏休みの読書感

想文ですらちゃんと書かなかった気がします。

 

そんな僕が、中学の図書室にあった本を貰い受け、中学生が使っていた

椅子に座って余暇の時間のほとんどを読書に費やすわけですから、人生

分からないものですよ。まっ、和食屋の倅が日々洋食を作っているのも

謎といえば謎ですけど…。

 

その上、あの頃全く関心もなかった中学校の図書室を一部とはいえ店に

再現したわけですから…まっ、興味のある方は読んでみて下さいな。貸

し出し用のシールが目印です。

2016.06.20 Monday 01:08
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おすすめの一冊?
仕事のヒマさも手伝って、宮部みゆきの「あんじゅう」を読み終えたわけ
ですが、三島屋の百物語はいつ読んでも楽しめますね。カバーイラストの
暗獣らしき生き物が月を愛でている絵もなかなか…。
次なるはH氏が持ち込んだ東山彰良の「逃亡作法」ですか。H氏推薦らし
きニオイがぷんぷんしますよ。数ページ読んでみましたが、早くも設定が
頂けない。苦心の末に小さな洋食屋を開いた男の行ね。繁盛するランチの
常連客が、妻と不倫していることに気付き…。あの数行だけで吐き気がし
そうですよ。上、下巻ですか…腰を据えて読まねば。

ブックカフェの主ともなれば、仕事の一環と理由をつけて堂々と読書に勤
しむことができるのですが、しばしば聞かれる「おすすめの一冊は?」と
いう質問には躊躇しますよ。僕ぐらい軽薄ですと、好きな作家は?という
問に対しては、一番最近読んだ本の作家名を堂々と答えている…今なら、
宮部みゆきさんですよね…のですけど、おすすめの一冊となれば、やはり
数多のタイトルが脳裏に過るわけでして、答えに窮するのですよ。

何故今「おすすめの一冊」の話をするのかといえば、今日の午後頂いた取
材申し込みの電話で、「ブックカフェの特集ですので、おすすめの一冊を
お願いしたい。」と言われたからですよ。おすすめの一冊ねえ。悩んじゃ
いますよねえ。誰でも読めて、肩の力を入れずに楽しめる一冊を推薦した
いですね。とはいえ、僕は多読派ですから、一冊と言わず沢山読んで欲し
いですよね。次々読んでも何かの折にふっと思い出す本ってあるんですよ。
それも、その時々で違った本ですけどね。本当のおすすめはそういう本な
のかもしれませんけど…今答えてと言われると、やっぱり窮しちゃうなあ。
 
2016.05.13 Friday 22:59
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犬っぽい妻子
今朝一番にご来店されたお客さんは、メニューも見ずにワッフルを注文し
た。リピートなのか?…最近一番嬉しい注文かもしれん。
何かに挑戦して、成し遂げられたというほどの成果を得られなくても、ほ
んのちょっとした手応えがあれば、前向きに取り組めるのだなあ、人は。
まあ、挑戦などと大げさに言うほどの事ではないんですけどね、ワッフル
を焼くことが…。

さて、今日から手にするのは、本谷有希子の「異類婚姻譚」です。前回だ
か、前々回だかの芥川賞作品ですかねえ。いつぞや、まだ壁に漆喰を塗っ
てる頃に休憩がてら読もうと思って買ったんですけどね、結局、僕という
人間は休憩なんてしないんですよ。そういうタイプの人間なんです。ただ
何となく、肉体労働の合間にのんびりと読書する…そういう雰囲気に憧れ
て買っただけなんですよ。…で、忘れちゃって、今日思い出したと。

読んだことのない作家さんですけど、題名がいいですよね、異類婚姻譚っ
て。帯には少しあらすじが書いてありますけど、多かれ少なかれ、婚姻す
る相手というのは異類ですよ。怒られそうですけど、オトコ側の僕から見
れば、女性はすべて異類です。強いて言うなら、猫寄りか、犬寄りかの違
いのような気がしますよ。ウチは犬寄りです、妻も娘も…。

帯の紹介文にはこうあります…子供もなく職にも就かず、安楽な結婚生活
を送る私は、ある日、自分の顔が夫の顔とそっくりになっていることに気
付く。…と。何だか意味深ですね。

それで思い出したんですけどね、子供の頃、友達の両親がとても似ていて、
決して区別がつかないわけじゃないんですけど、それに、そのことは友人
にも誰にも言わなかったんですけど、僕の中でちょっとした疑問だったん
ですよ。後に「似た者夫婦」のような言葉があることを知ったんですけど
ね、今でも、長年連れ添って雰囲気や言葉遣いが似たんじゃないか…では
なくて、顔が似ていた気がするんですよね。まあ、今となっては思い過ご
しかもしれませんけどね。


 
2016.04.02 Saturday 23:32
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ブックカフェには本がある
かつての傾向か、未だランチ中心にお客さんが動くので、ごはん屋さん的
雰囲気が強くて、本など飾りにすぎない…言わばインテリアの一部のよう
になっているのですが、僕にとっては魅力的な本が多くて…当然、僕自身
の蔵書ですから…ついつい手隙を見計らって、手に取ってしまうのです。

こうなると、朝一番に仕込みのスケジュールを作ったことも、段取りを考
えたことも、ほとんど意味をなさず、ただただ注文と注文の間に読書に励
むだけで、あっという間に一日が過ぎてゆくのです。読書自体は決して悪
くないのですが、もはや、それ自体悪癖となりつつあるのです。

とはいえ、ブックカフェを自称する以上、時折新刊や古本を購入して、ブ
ックカフェとしての魅力を向上しようと…本を買う口実にすぎないのかも
しれませんが…休日やネットを利用して、食材同様かそれ以上に小まめに
本を探す始末なのです。こういう様を道楽と呼ぶのかもしれません。

買えば買ったで、この本は面白いですか?と聞かれた時に淀みなく答える
為に…そういう事態はほとんど起こらないですが…一応読んでみるべきだ
と自分に言い聞かせ、あるいはこれも仕事の内だと。いずれにせよ、結局
は大義名分があるような気がして、読書に耽るわけです。

もはや開き直って、堂々とソファー席に寝転がって読もうかと思うほどで
すが、仮にゲストがいなくても、その一線は超えてはならぬ気がして、人
知れず葛藤しているのです。レストラン時代よりは赤ら様に読んでますが
…それも仕方のないことだと、最近はそう思うようになりました。

今日は宮部みゆきの「あやし」を読んでしまいました。もう、10年以上前
の本ですね。先日、古本屋で買ったのですが、久々に宮部作品を堪能しま
したよ。9編ほどの短編ですが、江戸の商家で起こる怪異譚ですね。奉公人
の細かな暮らしぶりや商家の在り方に臨場感を感じましたね。

まあ、こうしてかつて読んだ本を読み返したり、新しく購入したり、延々
と飽きることなく本の中に埋没して仕事ができるかと思うと、つくづく自
分に合っている気がしますね。仕事が捗らないというリスクが付きまとい
ますが…。

今でも、2〜3日に一度はどうしてフレスカを辞めたのか?という質問を受
けるんですよ。どうしてなんでしょうねえ?あの時は確固とした理由があっ
た気がするんですけど…テッペイの独立や子育てやカフェ願望や…今となっ
ては、すべて嘘っぽくて、自分でも分からないのですよ。

はっきり言えるとしたら、今の仕事は僕に向いてるようです。料理も本も
好きだし、セルフリノベーションや庭いじりも…。まとめるとこうなった
んですよ。たぶん、それだけの理由ですよ。但し、本があると仕事が捗ら
ないですけどね。それがブックカフェの弱点ですかねえ。それとも、僕が
ただの本好きの怠け者なんですかねえ。

 
2016.04.01 Friday 02:00
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